in 今日の一曲 MUSIQUE DU JOUR

男声のデュエット 

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オペラのデュエットで美しいものはたくさんありますが、デュエットと聞いた時みなさんの目に浮かぶのはほとんど男性と女性二人が歌うものではないでしょうか。
今日は男声二人のデュエットを2曲ご紹介したいと思います。そういえば先日デヴィッド・ボウイとミック・ジャガーのデュエット(?)をご紹介したところでしたね。あれも超かっこよかったけど、今日はオペラで超かっこいいというより超がつく夢の共演を!
メトロポリタンオペラでのジェームズ・レヴァイン25周年記念特別ガラより。

MET gala
MET Opera James Levine gala 1991

この頃メトロポリタンオペラのチケットはかなり取るのが難しかった時代。インターネットはまだ無く、申込書にお願いレターなどを付けて郵送していたころ。母とわたしは少しでも予約の優先権を得るために、メトロポリタンオペラ・ギルドといういわゆるオペラ座をサポートするクラブのようなものに入会しました。寄付を続けて今年でかれこれ23年目にもなります。もちろんわたしたちは小さな寄付者。こちらのパトロンとも呼ばれる個人や団体には何千万円、何億円も寄付する人もいます。この寄付によってメトロポリタンオペラはおそらく世界一、公演数が多く、スター歌手が毎日のように歌う場所なのです。
この晩のチケットはギルドの会員にまず予約権が送られて来て、そのあと一般販売という感じでした。プログラムにずらりと並ぶキラ星のような歌手の名前にコーフン状態になりましたが、チケットの値段も目から星が出るような!感じでした。「ニューヨークまで出かけて行ってこんなにお金遣えないよねー 止めましょう、止めましょう」と諦めたのでしたが・・・
後に録画で見た瞬間大きな後悔に包まれました。その後母とはこのときのことがあったので、今度は後悔したくないと別のガラとよばれるものに二度ほど足を運びましたが、このガラ程素晴らしいものはもうありませんでした。
9.11のあとニューヨークだけでなくメトロポリタンオペラも大きく様を変えました。もうこの類の派手なイベントはありませんし、このときのキラ星の方々は引退された方も亡くなった方も・・・

まずは一曲目。先日もご紹介したバスバリトンのブリン・ターフェルとテノールのロベルト・アラーニャ。この二人は今も活躍する方たちですが、やはりこの若かったアラーニャの声はこのビゼーのオペラにぴったり。しかもこのオペラ「真珠採り」は滅多に上演されませんので、このスター二人の共演をコンサート以外で聴くのはほぼ不可能かと。観客のものすごい拍手と歓声を聞いただけでも、このデュエットがいかにすごいかご想像いただけるでしょうか?

Les Pécheurs de Perles

いかがでしたか?ああーーコーフン!
そして二曲目は今は亡きパヴァロッティとドミンゴの夢の共演。「夢」というのはこのプッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」からのこのデュエットはテノールとバリトン2種類の男声で歌われるのが普通です。が、このときはテノールのドミンゴがバリトンのパートを歌っているんですね、テノールの声で。これだけでもまず感動。そして二人ともテノールである以上、二人がオペラで共演することはまずない。主役のテノールが2人いるオペラは無いから。そしてどちらも脇役を歌うことは無いから。というわけでゼッタイにコンサートでしか起こりえないデュエットだったわけです。
途中ソプラノのミッレーラ・フレーニさんの顔が写ります。これは彼女がこのオペラのミミの役でもっとも有名だったからなんですね。特にパヴァロッティとの共演で。前置きが長くなりましたが、さあどうぞ。二人のテノール、友人でもあった彼らのチャーミングな登場部分もお見逃し無く!
案内をしているのは美貌のアンネ・ゾフィー・フォン・ウォッター。オペラファンなら知らない人はいないメゾソプラノです。

La Bohème Domingo & Pavarotti

いかがでしたか?いいでしょう?男声のデュエットも!
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