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Fedora B

Fedora B

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今回のニューヨークはワーグナーのリング、第二作目のワルキューレを観に来ました。
本当はニューヨークに一週間強滞在して、リングを通しで観るのが正しいのだけれど(そう、この晩は日本からも世界からもワーグナーファンがたくさん!この方達はきっとリングを通しで観られるのでしょう)わたしたちは2011年初演の時に全て映画館でライブで観て以来、少しずつ少しずつ本物を観に来て、順番通りじゃないけれど今日で3/4でワルキューレ。
あとはラインの黄金を残すのみとなりました。
それにしてもリングを通しで観られる皆さんてのはすごい!
こんなにワーグナーが好きなわたしでも、体力の自信が全く無し。来年はパリでもやるから、地元なら頑張れるかしらん?
だからどんなにバイロイトが好きでも、リングを申し込んで(10年待ちらしいが)一週間以上もバイロイトに滞在してマラソンのようなことが出来る日が来るかは?????
ただ毎回魂を揺さぶられる如く感動する音楽。やっぱり通しで観て、そして最後の神々の黄昏に行きついて、あの最後の5分間の後には、しばらく現生に戻っては来られないほど感動するのでは。とは思う。
そしてみんなリングにハマって、世界中リングを観に出かけているのでは。
世界には Wagner Society と言うサークルのようなものが存在するのですが(もちろん日本も!)プッチーニとかヴェルディにそう言うのがあるとは聞いたことが無い。ワーグナーってのはやはりたくさんの人を虜にしてしまう、何かスピリチュアルなパワーを持っているのだと思います。
わたしみたいなリングのチョコチョコ見方をしてるなんて「サイテー」なんて言われちゃうかもね。
と言うわけでニューヨーク メトロポリタンオペラのリング。
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ワーーーー なんかコーフンしませんか??
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そして何億円かかったと言われるこの演出。今日も一列目!
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ワーグナーの晩ってホント客層も違うのよー 熱気でムンムン!です。
わたしの左側にはずらっととーーーっても素敵な日本人の紳士淑女の皆さん。きっとワーグナーソサイエティの方々ね。
皆さんタキシードに毛皮に、本当に素敵!バイロイトでも涙ぐむほど日本のおじさまたちはタキシード姿がカッコ良かったけど、今夜もそう!時差もすごくて大変だろうに、素晴らしい!
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スタートの早い(オペラが長いから)今日は最初の幕間だってまだ青空。
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二度目の幕間は広場に面するバルコニーに出てみましょう。
そこにいたのは
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ワルキューレのコスプレのお姉さん! こう言うアメリカ人の楽しいところ大好き🤣🤣
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会場には他にも色々なワルキューレの兜を被った人がいました。前回来た時はオーケストラの人も被ってたし!
ヨーロッパでは考えられないけれど、アメリカはワーグナーですら楽しんでしまう!さっきすれ違ったおばあさんは毛糸で編んだ兜だったし!

とっても素敵な一夜でしたが
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難を言うと指揮者のフィリップ ジョーダン。パリ・オペラ座の音楽監督であり主任指揮者だけれど、わたしは彼の指揮があまり好きでない。
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ここでは別の演出でレヴァインとルイジで聴いてるけど、あああああああ、やっぱりなあ、、、、、違ったんだよぉ〜!
😭😭😭

こちらは2011年初演の美し過ぎるカウフマンとウエストブロックの愛のデュエット!指揮は James Levine すごーーーく良かったんだ!これが!!
この演出のすごさもわかるから最後まで観てね。ワルキューレ1幕最後の15分。もっとも美しい愛の15分。
そしてラスト30秒は大コーフン!この最後の音符をどう終えるかは、いつも息を呑む瞬間だけど、スカラ座のバレンボイムや、この日のレヴァイン。わたしは「キャーーーーー!!」と叫びだしたくなるほどコーフンしたわ😆😆😆

生きてて良かった!と思うこのひととき。
今回のニューヨークでジョーダンはそう言う風にはオーケストラを鳴らせなかった。とわたしは思う。
でもこれも生きてる芸術だからこそ。
こう言うのをアレコレ語るのも楽しいのです!





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