PARIS パリ FEDORA より

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オペラ座で出会ったセレブリティー 

 

昨日のブログは辛口でしたねー!このところの仕事での鬱憤がたまっていたようです。
キャロル・ブーケをオペラ座で見たと書きましたので、今日は今迄にオペラ座で出会った素敵なセレブリティーについて書きたいと思います。
ニューヨークのメトロポリタンオペラ歌劇場のオープニングナイトについて以前書きました。
もう何年も前のことになりますが、この晩わたしは留袖の母と自分はフルレングスのドレスで出かけました。
ロビーを歩いているとむこうからシルバーグレイの日本人男性がにこやかに歩いていらして、母に「ああお着物で。素晴らしい。こんばんは。良いオペラをお楽しみください」と一礼。そのすてきな男性は今は亡き筑紫哲也さんでした。
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もちろん知り合いだったわけでも無く、ただ着物の母を見てこんな素敵な言葉をかけてくださったわけです。わたしたちは感激して二人ですっかり幸せになってしまいました。筑紫さんはオペラファンとしても知られ、海外からオペラ歌手が来日した折、ご自分の番組でインタビューもなさっていました。本当に素敵な方でした。
同じ日の幕間にオーケストラの平土間席より二階の通称ロイヤルボックス席、メトロポリタンオペラではグランド パルテールと呼ばれる階へシャンペンを探しに行ったところ(こちらの方が静かにシャンペンをいただける上に、人が少ないのであまり並びません。あまり教えたくないんだけど書いちゃった)ボックス席から出ていらしたのはマエストロ小沢征爾さんの奥様とお嬢様。このお二人がまたにこやかに「まあ!なんて素敵なお着物なんでしょう!素晴らしい!お着物でいらしてくださって」と声をかけてくださいました。これまたビックリ。
お二人とも本当に美しくてこちらもウットリ。
それにしてもなんと素敵な方たちでしょう!こうして声をかけてくださるなんて。わたしたちはただの一般人なのに。
外国での着物マジックはあるとしても、それは外国人の方たちが「オー!ワンダフル!」であって、筑紫さんも小沢征爾さんの奥様も日本人。わたしは心から感動してしまいました。わたしもこうありたい、と。
その翌日は普通のオペラの日に戻りましたが、また母とロビーに入ると入口のところに素晴らしいドレスを召した美しい日本人が!そのオーラに圧倒されて思わず立ち止まるとそれは林真理子さんでした。
彼女は後日週刊文春にオープニングナイトと平日のドレスを間違えてしまったこと、一生の恥、なんて楽しいエッセイを買いてらしてとても面白かったのですが、それはキレイだったこと!でも圧倒されたわたしたちは「まあ、林真理子さん、なんてお美しい!」と筑紫さんや小澤夫人のように言ってさしあげられなかったことを、あとで後悔しました。エーン。
世界でスマートにふるまえる素敵な日本人になるためには、まだまだ修行が必要なわたしです!

パリオペラ座ではそれこそフランス人のセレブリティーにわりと出会います。政治家も多いですねー
日本でも有名な俳優のジェラール・ドパルデューは「ホフマン物語」でわたしの真後ろに座りました。彼は誰にもにこにこでとってもナイス。席に着く前にも両脇の方にちゃんとご挨拶。(ちなみにこれは日本人がわりと苦手とすることかもしれません。どうでしょう?席に着く前ににっこりとハロー、とても素敵だと思うのですが。フランス人は別の意味で苦手にしてます。フランス人ってのは愛想がよく無いのです。あ、また始まっちゃった!)
このオペラは2幕のお人形の場面がとても面白いのですが、こちらで笑うこと笑うこと、それも大きな声で「ブワッハッハッ!!!」とそちらの方が面白かったくらい。このころはキャロル・ブーケと付き合っていたので二人一緒で、彼女に「静かに!」とたしなめられていましたね。
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それからサルプレイエルで出会ったステキなチェリスト、Mischa Maiskyさん、わたしは彼の大ファンですが、彼はまず前半自分がチェロのコンチェルトを終えた後、幕間をはさんで客席にまわり、後半のシンフォニーを聴いておられました。多くのソリストは自分の番が終ると帰ってしまうなかで、こういう音楽家もままいらっしゃいます。わたしはこういう姿に、音楽への愛を感じて、心を打たれます。すれ違いに会釈をしたらちゃんと挨拶を返して下さいました。
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また偉大で大好きなヴァイオリニストの Gidon Kremerさんもそうでした。主人とわたしはやはり後半で客席にまわった彼を数列向こうに見つけ、目が合ったような気がしたので、声無しで「ブラヴォー」と小さく拍手の真似をしたところ、わざわざ立ち上がって挨拶をしてくださいました。
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彼の弾くチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトは何が何でもナンバー1。彼の人柄も人生も故郷もすべてが凝縮されて音に反映されています。涙無しに聴くことは出来ません。わたしは幸運にも2度も本物を聴いています。それでは聴きましょうか、今日の終わりに。

今日の一曲。他の人にはこういう風には弾けないチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルト。親日家でもある彼の演奏。彼の人生。芸術に生き愛に生き!
Tchaikovsky Violin Concerto Gidon Kremer

Tchaikovsky Violin Concerto Gidon Kremer つづき

結局「人柄」ですよね。人々をハッピーにする今日ご紹介したこの方たち。彼らが偉大なのはその業績だけではなく、人柄におうところも大きいのだと、心より思います。
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