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ウィリアム クリスティー 完璧な美のバロック!

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今夜のサルプレイエルはウィリアム クリスティとレザール フロリサンによるバロックオーケストラと合唱の「ヘンデル」でした。バロック音楽はわたしの歌の先生の専門でもあり、わたしのオカマの友人たちの大好きなものでもあり(なぜか本当の話!パリのオカマちゃんたちはバロックが大好き)とにかくパリでよく演奏されるものです。
わたしはもともとどれを聴いてもすべて同じに聴こえてしまい、なんだか宮廷音楽っぽいこれよりは、ドラマティックなもう少し後の時代からの音楽を好みます。がしかし、歌の先生や友人が厳選して「これは見といた方がいいよ」と勧めてくれるものを見ているうちに「うーん、なるほど!耽美な世界。あくまでも平和な調べ」という感じで、なにか体に合っているといおうか、最近では歌もチェロもバロックを好んで演奏するようになりました。
もちろん今でも聴くのは19世紀以降の音楽、オペラが好きではあるのですが、感情的にも泣いたり感動したり心が揺さぶられるのに比べて(これが好きなのですが)、バロックはとにかく平和。感情の起伏がわたしの場合起きません。
そういう意味で、所詮おしょうゆ体質のわたしには派手なオペラの殺人やら愛やら憎悪やらを表現しろと言われるより、静かにゆるく歌ったりチェロを弾いてる方が合うのかなと思います。
話がそれました。ウィリアム クリスティに戻ります。
William Christie Wikipedia
彼はこのバロック音楽界の巨匠です。バロック音楽では何名かの有名指揮者がいるけど、わたしにとってはナンバー1。彼のオーケストラと合唱団の名前はレザール フロリサン(開花した芸術?とでも訳しましょうか)。楽器も現代のものではなくバロックです。チェロなんて足が無いんだよ。膝の間にはさんで弾きます。弓も違います。トランペットには金色の房がついていたり、なんだか可愛いし宮廷っぽいんですよ。吹く時も腰に手をあてて!
とても厳しいと言われる彼ですが、コンサート会場での人々の咳が大嫌いで、いちいち怖い顔で客席を振り返るのは有名な話。一度は「どうして映画館で咳をしないでいられるあなたたちが、コンサートでは咳をするのか」と観客に向かってどなりました。でもホントだよー!どうして楽章と楽章の間にしなくていい人まで咳をするんでしょうねー??
話がまたそれました。彼はその厳しさのあまり、歌手には美しい人(とくに男!ふふふ)しか選ばないと言われてるし、彼が指揮するバロックオペラの演出も心配せずに出かけられると言った具合。(あ、でも今年のグラインドボーンは・・・)そしてつまり音楽は完璧です。一音一音までとにかく完璧なのです。バロックが好きでなくても、こんなに素晴らしいものを聴いたら、きっと完全にヴェルサイユあたりにタイムスリップしてしまうでしょう。
Handel Concerto
わたしはニューヨークからパリへの機内で、一列後の席に座るという幸運に恵まれたことがあるのですが、彼を知らないクルーにこっそり「あの方はバロック界の巨匠なんですよ」と教えたところ、そのクルーが彼に話しかけ、結局彼がわたしのところにわざわざ話をしに来てくれるという大幸運に恵まれました!
あまりにも「怖い」と聞いていたので、「マ、マ、マエストロ!」とどもってしまったわたしですが、とても優しいおじいちゃんでした。
そしてちょっとお茶目でもある?マエストロは最近指揮をされるとき、燕尾服のときは黒のエナメルの靴の下に、赤のソックスをお召しです!
すっかり彼の振るバロックのファンになったわたしは、パリのコンサートやオペラは必ず行くようにしていますが、今晩のヘンデルはコンチェルトでした。今回はヴェルサイユというよりは、イギリス王室という感じでかなり盛り上がりました!
この写真はオーケストラの後の席(サントリーホールやベルリンフィルのような)に座っているお客さんのために、わざわざ全員で振り向いて挨拶をしてくれた写真です。こういうことをしてくれる指揮者やオーケストラばかりではありません。マエストロ クリスティーはカーテンコールのたびに毎回してくださいました。音楽を愛するだけでなく、音楽を愛する人をも愛する人なんだな、と思います!

William Christie

さて、ホンコンの友人、マダムジュジュに会いに行くため5日間ほど留守にします。
これは前回のホンコンで入手したバッグ!ロサンゼルスオペラに持って行ったら、撮影責めにあったシロモノです。「わたしのフェースブックに載せていい??」と何人もの美しいアメリカ人の女の子に道でもオペラでも撮られましたので、どこかに載っているかも!
というわけで、次回はホンコン報告です!謝謝!

Panda bag 2
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