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今日の一曲 イースターのパリフィル "Mathäus Passion マタイ受難曲"

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イースター前の週末、フランスではあちらこちらで毎年イースターにちなんでキリスト教のお祝いにからんだ楽曲が演奏されます。わたしはキリスト教徒ではありませんが、やはりこの時期にこういったバッハやハイドンの楽曲やオラトリオを聴きたくなるのは、どうしてでしょう。
というわけで昨夜はパリフィルことPhilharmonid de Paris へSir John Eliot Gardiner 率いる彼の素晴らしいバロックオーケストラ English Baroque Orchestra のPassion selon Saint Matthieuとこれはフランス語訳、ドイツ語で歌われる Mathäus Passionを聴きに出かけました。
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マタイ受難曲に関しては詳しくはこちらを見てね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/マタイ受難曲
マタイが語るイエスキリストの最後ということで、訳は生々しくて字幕を読むのは好きじゃないの。
ただ音楽に身を任せるのがわたしの聴き方です。
バロック楽器と声で繰り広げられるドラマチックなストーリーは全身鳥肌が立つほど。
どなたかがCDを聴きながら「ここは天国?」というコメントをしていたけれど、本当にそういうなにかこの世のものではない場所へのトリップをするような。
ピンと来ない方もこれはご存知なのでは。フィナーレのコーラスから紹介するのもなんだけど。

https://www.youtube.com/watch?v=EnR9dY2NHpA

映画カジノ(ロバートデニーロ、シャロンストーン)にも使われたし、映画やCMで何度も使われています。
全曲でわたしが持っているCDはこちら。リヒター指揮で多くの人が奇跡の録音とコメントしている素晴らしい一枚。
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http://www.amazon.co.jp/Bach-Matthaeus-Passion-Richter/dp/B000058BGV/ref=cm_cr_arp_d_product_sims?ie=UTF8
もちろん全曲聴いて欲しいけど、その中から今日の2曲目は美しいヴァイオリンソロで歌うErbarme Dich

https://www.youtube.com/watch?v=CfCdEJbUwlY

昨夜のパリフィルに響いたヴァイオリンなんて、この最初のフレーズのところで会場中から(わたしも)
「ホウッーー!」って溜息がこぼれたほど。
知らず知らずに泣いているのはわたしだけじゃなかった・・・

そして3曲目は最後の少し前に歌われるわたしが好き過ぎて本当はバスの男性が歌うものだけど、歌の先生にお願いして自分も歌っちゃったもの。
ご紹介するのはフィッシャーディスカウの夢のような声のこちら。

https://www.youtube.com/watch?v=sEqDa6teLhI

今夜の演奏にはこんな可愛らしいヴェルサイユの音楽学校から子供のコーラスも参加。
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なんて美しいソックスの赤の色なんでしょう!この子たちのこの制服?衣装?を見るだけで、タイムトリップしま
せんか?
素晴らしい一夜にはいつまでも拍手が鳴り止みませんでした。
会場を去りがたいいつまでも拍手していたいこの気持ち。それには指揮のSir John Eliot Gaidiner が始まる前にした
スピーチ。ベルギーのテロの晩にブリュッセルで同じコンサートをしたこと。そのときの思い。
全員で起立してした一分の黙祷。
前日のRadio France のAuditorium のマエストロ ムーティも同じことをなさったけれど、現在の人々の胸にある無念や不安やそういったことを共有するこの瞬間。さっきまで持っていた怖れも。
そこには美しい音楽があって、生きてこれを聴くことの出来ることへの感謝、そういった思いが会場のみんなと音楽家たちと指揮のガーディナーさんとの間にただよっていたように、思います。
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現在ベルギー色に染まっているエッフェル塔
















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