PARIS パリ FEDORA より

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今日の一曲 わたしとチェロとバッハ チェロ組曲 

 

わたしは10年前からチェロを習っていますが、一人目の先生、チェロを買いに行くところから始まったエリカはその4年後26歳の若さでオートバイの事故で亡くなりました。
あのときチェロを止めなかったのは、わたしの歌の先生がオーガナイズしてくれた3人の子供たちとのカルテットを準備していたから。ご両親とも知り合い友人のようになっていたエリカが亡くなって辛くてチェロに触れなくなったわたしのその夏の約束した仕事が、先生のお嬢さんのハーピストの国際コンクールの準備のための、ハープ、ヴァイオリン2人とチェロのわたしのカルテット。
エリカ無しで譜面を読み始めました。「相手は子供だし」なんて思ってたら、とんでもない。ハープ14歳がスゴイのはわかってたけど、8歳と12歳のヴァイオリンは天才少女たちだんですね。そのお父さんは元東大オーケストラのコンサートマスターとかで、子供達を同伴されて来てたんだけど、その怖いことったら!
エリカ無しで一人で練習、しかも子供をなめてたわたし、最初の音合わせで「チェロさん、ラが違います」
ひぇーーーー!!!ごめんなさい!
以来決して名前では呼んで頂けなかったわたしですが、一ヶ月半後まで必死で練習して最後には「チェロさん、練習しましたね」と言って頂けました。このときの子供とのカルテットは本当に素晴らしかった!子供って本当にすごい。8歳のちびヴァイオリニストがたった今出来なかった表現、お父さんから怒鳴られて、泣いて、でも本番ではちゃんと出来る。今でも最高の思い出です。こんな下手なチェロでがまんしてくれて、みんなありがとう。
この必死の夏のおかげで、チェロを止めてしまうことにはならなかった本当にありがたいお話でした。

そして次に来た先生は、エリカの同僚でもあったオリビア。そしてオリビアはバロックを専門にするチェリストです。そのせいで、以来わたしはバロックに向かうことに。
そのオリビアがパリオペラ座にデビューしたことを書いたブログを憶えてる?
http://aparisavecfedora.blog.fc2.com/blog-entry-69.html
前にも書いたと思うのですが、オペラやコンサートではあまりバロック派でなかったわたしですが、自分が演奏するとなると不思議と心地いいことに気付きました。何か平和。優しい感じ。
オペラもなんだかゆるい。殺したり殺されたり兄弟だ親子だストーリーは相変わらず激しいのがオペラだけど、なんだか音楽がゆるい。
ドボルザークのチェロコンチェルトなんて命がけって感じだけど、バロックはとにかくゆるいのです!
そのわたしが今取り組んでいるこの一曲をご紹介します。あまりにも有名なバッハの無伴奏から。これを弾かしたらナンバー1は、わたしにとってやっぱりこの人。とっても親日家で飛行機でお会いしたときは法被を来てチェロを抱いてファーストクラスにいらっしゃいました。
ベルリンの壁崩壊後のコンサートの模様はみなさんも憶えていらっしゃるかも知れませんね。
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さあ、息を止めてどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=fbIvO0EyTUs

・・・ひえー!自分が練習してるのと同じものとはとても思えましぇん。

さて、この楽しい写真は数年前、友達が子連れで家に遊びに来たときに、子供達に一曲披露したときのもの。
それまで子供達はピアノのすぐそばでプレイモビルで遊んでいたんですね。あまりにも可愛くてどけるのも残念で、その中に場所を作って演奏しました!
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この人の繊細なバッハも泣く程素晴らしい!

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(2008/06/11)
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