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わたしのテーブル 日曜日の社交 

 

フランスには友人と集うとき、お互いの家に食事に招いたり招かれたりという習慣があります。基本的にはカップルで、子供を同伴するときは前もって相談したり、でなければ子供は預けるようオーガナイズして大人だけの集まりを好む人もたくさんです。友人とのお食事会もあれば、職業や仕事がらみのお食事会もあります。
その趣旨によって、メニュー、セッティング、会話、花などのデコレーションも変わり、その評価を受けるのはやはり女主人になります。また招かれる側も、他にどういう人たちが来ているか、今夜の話題は、何を着て行くか、何を持参するか、などなど考えることは多々あります。楽しいようでちょっと面倒でもあるこの習慣。
そういう意味も含めてか、わたしの周りの日本人はこれを「社交」と呼んだりしています。
結婚した当初は、この「社交」にとまどいもありました。気のおけない友人たちなら良いのですが、よく知らない人のところへ行く場合は、自分のフランス語の能力も気になりますし、そこでの会話や態度など、いつもドキドキでした。参考にした、と言っては大げさですが、これからヨーロッパへ赴任なさる方などへは便利かも知れない一冊の本があります。
ロスチャイルド家の上流マナーブック
わたしの周りの日仏カップルでは日本人の奥様方の「社交は本当に面倒くさいよねー」などという言葉が今もよく聞かれます。わたしがそれほど苦にならないのは、子供の頃に実家によく人が来ていたからかも知れません。主に父の仕事関係でしたが、母がその度に腕をふるっていたのを、来る人によって「あの人はあれが好みだから」と言ってお料理やお酒を選んでいたり、突然の来訪でも何品かすぐに用意したり、父が不在のときはその方の話相手にもなっていたり、正にあれが社交だったなあと思うのです。
この日曜日はフランス人の友人の家族とのランチでした。ですので「社交」という言葉は大げさ。それよりも皆の喜ぶ顔を見たくて、メニュー選びにもわくわくという感じです。
Ma table
彼女はピンクが好きなのでテーブルもピンクにします。
子供がいるランチでもフランスではまず食前酒から始まります。食前酒はサロン(居間)でいただき、そのあとサル ア マンジェ(ダイニングルーム)へ食事のために移動します。
今日の子供達は14歳と11歳の男の子。二人とも大人のようにサロンで静かにしています。大人と一緒の席では大人のように振る舞うよう、こちらでは小さいときから躾けられます。
これが夏の庭でのランチやバーベキューになると、子供達はもちろん走り回ったり遊んだりすることを許されて大騒ぎになります。前回はお天気の良い夏の庭でした。大人は大人のテーブル、子供には子供のテーブルを用意して、それでもゴハンのときには小さな男の子4人、みんな膝の上にちゃんとサーヴィエット(ナフキン)を敷いて、口をぬぐうときもちゃんとそれを使っていました。かわいい!
友人はご主人をのぞく親子3人で数年前からヴァイオリンを習っていたのですが、上の男の子がサッカーに夢中になりヴァイオリンを止めてしまいました。
それを気に病んでいるのが友人。そこで今回あるプランを計画。
お母さんのヴァイオリンとわたしのピアノでミニコンサートをサプライズですることに。もしかしてお母さんのヴァイオリンのコンサートを初めて見て「もう一度やろうかな」と思ってくれるかな??
でもお互い多忙なわたしたちは集ってリハーサルする時間がありません。というわけでスカイプで二度リハーサルをしました。初めての体験です。
Mini concert
そして本番!サッカー少年は「ママ、すごく上手だった」と顔を輝かせました。さて、またヴァイオリンをする気になったかどうかは??でも彼女とわたしの初めての共演に当人のわたしたちは大感激でした。
今日は和食が好きな一家のために秋のちらし寿司。
Sushi.jpg
卵と人参は銀杏と紅葉に型で抜いて。
母がくれたものです。
Sushi 2
ふたを取った瞬間の子供達(と大人達も!)の歓声もごちそう!

そしてそのあとはやっぱりチーズ。ここからはフランス風。
Fromage.jpg

みんなが帰ったのは午後7時。
それからは主人とワイングラスをふきながら「楽しかったねー」「鳥のからあげは多過ぎたね」などと感想の交換。
つまらない社交だったりしたときはここで「二度とよばない!」「二度と行かない!」なんて悪口が出ることも!
今日は長い長い、でもとても嬉しい日曜の社交でした。
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