PARIS パリ FEDORA より

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もうみんな知ってると思うけど da rosa 

 

このサンジェルマンのお店を見つけたのはもう2年くらい前かも。
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da rosa homepage
ソーテーヌという甘口白ワイン味の干し葡萄をチョコレートでコーティングしたもの、この最高に美味しいものを見つけたついでに、素敵な小さなテラスでプロセッコとイベリコハムを頂いてアペリティフをしたっけ。
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今日久しぶりに行ってみると、日本語のメニューに日本語を話す素敵なブラックのお兄さんも。気付くと観光客らしい日本人が出たり入ったり。でも皆さんお買い物だけで、座って一杯というのはわたしたちだけでしたが。
こんな可愛らしいドリンクメニューから
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冷夏のパリの8月の夕方、晴れ間のテラスで、プロセッコとイベリコハムのアペリティフ。
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お天気がいまいちだったせいもあって、午後5時はまだこんな風。
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午後7時ごろにはもう席はほぼ満席になっていました。お買い物の帰りにちょっと一杯、ちょっとつまんで帰るのは一人暮らしのマダムかな。ブリティッシュなカップルはロゼのワインを2人でのんびりガイドを読みながら開けていたっけ。パリジャンの若いカップルはアペロール!
ここで過すのにぴったりなのは、こんな時間な気がします。日本人の友人とわたし、会社の同僚で同じようにパリ在26年。お互い家庭を持って、お互い苦労もあって。そんなひととき、グチも悪口もおしゃべりも少し笑いを含むこのひととき。「あー!こういう時間って本当に幸せだよね!」って二人で言いながら。
このお店は中もステキですよ。こんな風。もう少し寒くなったらこんなところで静かなティータイムもいいですね。
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このお店が日本に上陸という記事を先程ネットで見つけました。
でもどうなんだろう?このお店が素敵なのは、パリのこの場所でこの気候でこの文化でこの時間があるからこそ、素敵なのでは。
パリで何かが流行ると、ほとんど確実にその後日本に上陸。でもこのお店の良さは、ここならではのものではないでしょうか。わたしたちがのんびり一杯やっている間に、急いで買物に来ては急いで帰って行った日本人の姿。
日本の誰かから「買って来て」と頼まれたからでしょうか。パリに住んでいる人は、このお店をそういうブランド品のようには思わないような気がします。ここに並べられた美味しそうなもの、ちょっと気難しそうにチョコレートを秤で計って袋に入れてくれる不機嫌そうなマダム、横を人が行き交うテラスでいただく一杯のキリリと冷えたプロセッコや白ワイン。薄く切ってくれたイベリコハムのつまみ。
この雰囲気がこのお店の魅力であって、これを日本のデパートなどに持って行ってどう流行らせるのか?もっともロゴがとても可愛いあたり、日本人は「かわいいー!」って言ってそれで満足なのかもね。
以前のブログでご紹介したバラのお店 Au nom de la Rose も日本に上陸して、その後撤退しました。それは多分、このお店の持つ雰囲気、パリの空気、バラを贈る人贈られる人の趣味、アパルトマンのデコ、そういったものが日本には結局合わなかったのでは無いでしょうか。

お店の関係者でしょうか。黒服の若い長髪の日本人男性(たぶん)がお店の中と外をうろうろしていました。
わたしはそのとき、なにかちょっと残念だな、と思ってしまったのです。それは自分の宝物を人に見られたような感覚かな。わたしも日本人だから「いいな」と思うものが他の日本人にも「いいな」と思われるのはナチュラルだと思うものの、日本進出みたいな話を聞くと、ちょっと下町のお気に入りのいい一件だった場所が、もう以前とは違う場所になってしまう感覚。
そしてこのお店に、その黒服の長髪の日本人男性は全然似合わないし、なにかちょっぴりイヤな感じがしてしまったのです。
それでもイベリコハムはとても美味しかった!プロセッコもおかわりしちゃった!それにおしゃれなフランス人の友人との待ち合わせに、きっとまた使うと思う。でも日本語は喋らないかも。その長髪の人と。
パリジェンヌのふりをして、自分だけの大切な夕方のひとときを過したいと、思ってしまいました。
でも今日迄ブログでわたしがいろいろ紹介して来たパリのあちらこちら。考えてみればわたしのやってることは、今日わたしが書いたことと矛盾していますね??
ま、いいや。

パリでサンジェルマンを歩いて疲れてちょっと夕方の一杯が欲しくなったら、このテラスに腰掛けて一杯をどうぞ。イベリコハムの小皿を注文して。そのときは読みかけの本をゆっくり読むとか、今夜何を食べるかとか明日のパリの予定について考えるとか、とにかくのんびり。一息ついて。
そういうパリの時間。これこそ、パリだと、わたしは思うのです。

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