PARIS パリ FEDORA より

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Semilla... サンジェルマンのこっそりレストラン 

 

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夏の終わりに訪れたのは、サンジェルマンの小さな通り rue de Seine にこっそり佇む、話題のレストランSemilla...でした。
https://www.facebook.com/semillaParis
今迄も何度も来ようとしたけれど、予約がなかなか入らなくて。休暇のパリ、ようやく19時からの一度目のサービスでテーブルを取ることが出来ました。そう、最近はパリも話題のレストランは19時からと21時半頃からとの二度のサービスをするところが増えて来ています。アメリカ風ですね。
主人と二人のときなどは、19時からのサービスで早くに帰宅でちょうど良いけれど、友人達とワイワイやりたいときは19時からでは早くにテーブルを空けなければならないし、21時半だとちょっとスタートが遅いかな、と考えてしまうことも。もっともパリではアペリティフという食前酒の時間にダラダラするのが常時なので、21時半からのディナーでも大して問題ではありませんね。

さてこちらのシェフ Eric Trochon はMOF (Meilleur ouvrier de France) に選ばれたシェフの一人です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/国家最優秀職人章
首のところの三色旗の立て襟がその証拠です。ミシュランの星とはまた別の話なんですね。でも両方を持つシェフも多々います。MOFは生涯のもの、ミシュランの星は毎年増えたり減ったり。
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というわけでお料理はお墨付き。でも今流行りのビストロ風だから、カジュアルにいただくことが出来ます。
まずセーヌ通りのこのお店を見つけるのがちょっと大変、54番地、ゼッタイに見つけられると思っても「あれ?あれれ?」とわからない。だって表に何も書いてないんですよ。ですので上の写真を頼りにゆっくり歩いて下さいね。
お店の雰囲気はこんな感じ。入口からは予想出来ないのですが、奥深く広い作りになっています。
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奥はオープンキッチン。予約してないときは、このキッチン前のカウンターで2名ならお食事をいただくことも。
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シャンペンを頂きながらメニューを見ます。ここでは前菜、メイン、デザートと取らなくても、好きなものだけ取ることも出来ることがわかります。わたしたちは3コースで行くけどね、もちろん!
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ふと横のテーブルを見るとこんな風にお皿やタイルの上に予約した名前が書かれておいてあります。
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そして気付くと、とってもアメリカ人が多い!たぶんあちらのガイドか何かで評判になったのかな?たった今入って来たアメリカ人のファミリーは「ボンジュール」という挨拶の一言の努力も無く、にこりともしないままペラペラとアメリカ語で予約が無い旨を言い、お店の方が「21時までに空けて頂けるなら」とある一つのテーブルを勧めると「このテーブルじゃ嫌だ」まあその態度の高飛車なことったら。こういうアメリカ人、ちょっとお金持ってる風の、わりとこの手の話題のレストランにいるのよね。なんだかとってもイヤな気分。本当に世界は自分たちを中心に回ってると思ってるんじゃないの?フランス人に陰で笑われてることも知らず。

それでも豊富なワインメニューから白のとても美味しいワインを主人が選び、前菜が運ばれて来たころには、バカなアメリカ人のことは忘れましたよ!わたしのはしいたけのごま油と醤油炒め。ん?とっても美味しいけど、なんだか家みたい。
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主人は鯛のセビーチェ。柚子のジュレとグレープフルーツで和えてある絶品。
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そのあとの主人のメインは子羊のとろけるような肩肉の煮込み。これはとってもフレンチね。
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そしてわたしは、あんこうのブイヨン、夏野菜のソテー入り。
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わー!これは韓国料理のビビンバの鉄のボウルです!そう、このシェフは韓国の影響をとっても受けた方なんです。だからさっきのしいたけもね、何かナムルのようだったわけ。
アジア人にはとても馴染むお料理です。そして味付けもさっぱりしているし、量もちょうど良いから、この後のデザートも迷い無く注文出来ちゃう。

わたしはこの間のイタリアンレストランでも紹介したフランスの伝統的デザート、プロフィテロールのアレンジと言おうか、その名もchou そう、シュークリームのシュー。フランス語ではキャベツって意味だけど、「愛しい人」っていう意味もありますよ。中にはふわふわのコーヒー生クリームとキャラメル オ バー サレ。んんーーーー♡♡
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主人は子羊のあとだから、さっぱりといちじくと桃のスープにレモンのソルベ。
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この頃にはもうレストランは満席どころか、バーコーナーで一杯やりながら第二の部を待つ人、人、人。この時間帯にはアメリカ人よりもパリジャンが増えて、いかにもパリの人気ビストロレストラン!
サービスも素晴らしく、ゼッタイにまた来よう!って思えるレストランでした。
3コースで2人でワイン一本をいただいて、一人約60ユーロ。
カジュアルに一日の終わりに友人と、カップルで、とてもいいアドレスです。ちなみにこの間ご紹介した da rosa はすぐそば。そちらでアペリティフをいただいてから、こちらにお食事に来てもいいですね。
Bon appétit!

category: グルメ GOURMETS RESTAURANTS

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今日の一曲「オテロ」って本当に難しい! 

 

ヴェルディのオペラ「オテロ」この主役のオテロを誰が歌うか、歌えるか、オペラファンにとっていつの時代も話題。
先日南仏オレンジの音楽祭でフランス人テナーのロベルト・アラーニャがこの役を初演しました。それが発表されてから、わたしの周りのオペラファンたちは、そう彼のファンですら、「えーーー??!!!違うでしょう!」
もちろんわたしも「オテロ」に関してはとても難しい一人です。だって初めて観たオテロがプラシド・ドミンゴ。評論家の先生方にも最高のオテロと言わせる彼です。彼を観てしまったら、もうそれで殿堂入り。他の人で観るのも聴くのも難しくなってしまいます。音楽的にだけでなく、演技も、容姿も、ハイレベルを要求されるこの役柄。
Placido Domingo
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わたしの周りには「ドミンゴ以外では観ない」という人がたくさんいます。つまり彼がオテロを歌わなくなった今、皆さんはもう二度とオテロを観に行かないということなんですね。
いや、それは残念。わたしは違います。マエストロ ゲルギエフが指揮をしたオテロは、たとえオテロがダメでも音楽が素晴らしかったし、前シーズンのメトロポリタンオペラのオテロは、ボータが一歩も歩けない巨漢のオテロでも、デズデモーナを歌ったフレミングは素晴らしかった!
ベルリンの演出は最悪で、舞台の上には汚れたトイレがあり、デズデモーナがそこで吐いていたけれど(!)、ホセ・クーラのオテロは素晴らしくて最終的には来て良かったと思えたし、去年のウィーン、ボクシングのリングの上でやり合うオテロとヤーゴ、このときのオテロは前述のホセ・クーラにヤーゴはディミトリ・ホロストフキー、この二人のセクシーさにはドキドキ!
Jose Cura
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Dimitri Hvorostovsky
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難しいことはぬきにして、こういうのを逃してしまうのは残念ではありませんか!

さて、オレンジ音楽祭のアラーニャのオテロはどうだったか??
まず声がキンキラの金属声でオテロには合わない上に、申し訳ないけれどおチビちゃん。デズデモーナも小柄で本当に良かった!その彼がチョロチョロと動き回り(ちなみにオテロはチョロチョロ動いちゃいけない!ボータのように切り株のように動けないのも困るけど、ドーンと威厳のある人で胸を張って立っていてくれなくては!)しかも衣装は彼のせいでは無かったかもしれないけれど、マイケル・ジャクソン?!それを二幕後半では胸をはだけて。このあたりアラーニャは脱ぐのが大好き。でもオテロは脱いじゃダメなの!
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その姿は滑稽を通り越して何かに似ている。
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そう、プレイモビル。
・・・・・。
わたしを含め、友人達も、そして彼のファンでさえも出かけなかったオレンジ音楽祭のこの「オテロ」。それでも生中継をテレビで観てしまうあたり、怖いもの見たさか!最初の登場シーンでずっこけたあと、本来はテレビを切って寝てしまうところが、友人達も皆テレビの前だったせいで、みんなでそれぞれの家で観ながらSMSを交換して盛り上がりながら、最後まで観てしまいました。
オテロは悲劇ですが、こんなにゲラゲラ笑ったオテロは初めて、そして最悪のオテロ、わたしが観た数々のオテロの勘定には入れないことにしましたが!

そこで今日の一曲。わたしが一番美しいと思うオテロの一幕から愛の二重唱。
たくさん録音はあるのですが、Youtubeではあまり見つけられず。ドミンゴのオテロの演技が映像で観られないのは残念なのですが、今日は耳だけ、明かりを消して静かな夜にお聴きください。チェロの独奏から始まるこの愛の二重唱。デズデモーナはカティア・リッチャレッリ。
Placido Domingo & Katia Ricciarelli - Otello : Già Nella Notte Densa

これを聴いて映像を観てみたくなった方には、とっておきの宝石のような一枚。
こちらをぜひ。極上の、現在ではもう夢でしかない録音です。
Otello Royal Opera Covent Garden DVD
それくらいオテロは全てを揃えるのが難しい。わたしにとって最高の映像です。
Solti 指揮、オテロはPlacido Domingo、デズデモーナはKiri Te Kanawa
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うーーーーーーん!

category: オペラ OPERA

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もうみんな知ってると思うけど da rosa 

 

このサンジェルマンのお店を見つけたのはもう2年くらい前かも。
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da rosa homepage
ソーテーヌという甘口白ワイン味の干し葡萄をチョコレートでコーティングしたもの、この最高に美味しいものを見つけたついでに、素敵な小さなテラスでプロセッコとイベリコハムを頂いてアペリティフをしたっけ。
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今日久しぶりに行ってみると、日本語のメニューに日本語を話す素敵なブラックのお兄さんも。気付くと観光客らしい日本人が出たり入ったり。でも皆さんお買い物だけで、座って一杯というのはわたしたちだけでしたが。
こんな可愛らしいドリンクメニューから
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冷夏のパリの8月の夕方、晴れ間のテラスで、プロセッコとイベリコハムのアペリティフ。
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お天気がいまいちだったせいもあって、午後5時はまだこんな風。
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午後7時ごろにはもう席はほぼ満席になっていました。お買い物の帰りにちょっと一杯、ちょっとつまんで帰るのは一人暮らしのマダムかな。ブリティッシュなカップルはロゼのワインを2人でのんびりガイドを読みながら開けていたっけ。パリジャンの若いカップルはアペロール!
ここで過すのにぴったりなのは、こんな時間な気がします。日本人の友人とわたし、会社の同僚で同じようにパリ在26年。お互い家庭を持って、お互い苦労もあって。そんなひととき、グチも悪口もおしゃべりも少し笑いを含むこのひととき。「あー!こういう時間って本当に幸せだよね!」って二人で言いながら。
このお店は中もステキですよ。こんな風。もう少し寒くなったらこんなところで静かなティータイムもいいですね。
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このお店が日本に上陸という記事を先程ネットで見つけました。
でもどうなんだろう?このお店が素敵なのは、パリのこの場所でこの気候でこの文化でこの時間があるからこそ、素敵なのでは。
パリで何かが流行ると、ほとんど確実にその後日本に上陸。でもこのお店の良さは、ここならではのものではないでしょうか。わたしたちがのんびり一杯やっている間に、急いで買物に来ては急いで帰って行った日本人の姿。
日本の誰かから「買って来て」と頼まれたからでしょうか。パリに住んでいる人は、このお店をそういうブランド品のようには思わないような気がします。ここに並べられた美味しそうなもの、ちょっと気難しそうにチョコレートを秤で計って袋に入れてくれる不機嫌そうなマダム、横を人が行き交うテラスでいただく一杯のキリリと冷えたプロセッコや白ワイン。薄く切ってくれたイベリコハムのつまみ。
この雰囲気がこのお店の魅力であって、これを日本のデパートなどに持って行ってどう流行らせるのか?もっともロゴがとても可愛いあたり、日本人は「かわいいー!」って言ってそれで満足なのかもね。
以前のブログでご紹介したバラのお店 Au nom de la Rose も日本に上陸して、その後撤退しました。それは多分、このお店の持つ雰囲気、パリの空気、バラを贈る人贈られる人の趣味、アパルトマンのデコ、そういったものが日本には結局合わなかったのでは無いでしょうか。

お店の関係者でしょうか。黒服の若い長髪の日本人男性(たぶん)がお店の中と外をうろうろしていました。
わたしはそのとき、なにかちょっと残念だな、と思ってしまったのです。それは自分の宝物を人に見られたような感覚かな。わたしも日本人だから「いいな」と思うものが他の日本人にも「いいな」と思われるのはナチュラルだと思うものの、日本進出みたいな話を聞くと、ちょっと下町のお気に入りのいい一件だった場所が、もう以前とは違う場所になってしまう感覚。
そしてこのお店に、その黒服の長髪の日本人男性は全然似合わないし、なにかちょっぴりイヤな感じがしてしまったのです。
それでもイベリコハムはとても美味しかった!プロセッコもおかわりしちゃった!それにおしゃれなフランス人の友人との待ち合わせに、きっとまた使うと思う。でも日本語は喋らないかも。その長髪の人と。
パリジェンヌのふりをして、自分だけの大切な夕方のひとときを過したいと、思ってしまいました。
でも今日迄ブログでわたしがいろいろ紹介して来たパリのあちらこちら。考えてみればわたしのやってることは、今日わたしが書いたことと矛盾していますね??
ま、いいや。

パリでサンジェルマンを歩いて疲れてちょっと夕方の一杯が欲しくなったら、このテラスに腰掛けて一杯をどうぞ。イベリコハムの小皿を注文して。そのときは読みかけの本をゆっくり読むとか、今夜何を食べるかとか明日のパリの予定について考えるとか、とにかくのんびり。一息ついて。
そういうパリの時間。これこそ、パリだと、わたしは思うのです。

category: パリ PARIS

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8月のGaleries LafayetteとGUCCIの子供バッグ 

 

昨夜のニュースで、この夏の世界の観光旅行先の第一位がフランスだと、報道されました。(ちなみに二位はアメリカ)
それもそのはず、まあ8月のパリはどこに行っても観光客だらけ。道を歩いていてフランス語が聞こえてこないほど。とは言っても16区の高級住宅地などはみんなバカンスで南に行っちゃって留守だから人も車も少なく路上はガラン。そしてわたしのお気に入りのデパート、以前にもご紹介した7区のAu Bon Marchéは客層がリッチなパリジャンだからかやはりバカンス中、来る人も少なくゆっくりお買い物が出来ます。
だからブランドものが欲しかったらこのデパートに来るのが実は穴場なんですけどねー ここにはあまり観光客が来ないと言う。ま、いいか!
そんな中、わたしがあまり好きでないデパート、Galeries Lafayetteにどうしても行かなければならず、出かけました。どうして好きじゃないか?それは観光地化していて、とにかく観光客が多い!見に来るだけの人もたくさん。でも大手ブランドは全て入ってるから、団体でワーッとバスで乗り付けちゃう。
特にこのところは中国からの観光客だらけで、もう大変!
でもみなさんが見に来るのは、この素晴らしいドームなんですね。
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今はアートのバルーンがその真ん中に展示されていますが、冬だとここに巨大クリスマスツリーを見ることが出来ます。地上階のあまりの混雑に15分もいるだけで酸欠状態。そんなときに一杯いただけるのは日本で言う2階、こちらのLa Maison Kaspia の支店の小さなコーナーです。テーブルはすべてドームを見られるように並んでいます。
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La Maison Kaspia はキャビア専門のレストランです。
http://kaspia.fr/english/
こちらの支店でもキャビアをいただくことが出来ますが、その他にサラダやハンバーガーなどの軽食も用意されています。お買い物の合間のランチなどにも便利ですね。ティータイムのためにはピエール・エルメのお菓子やマカロンもありますよー♡
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今日はもうアペリティフの時間帯なので、レストランに行く前のシャンペン一杯をこちらで頂くことにしましょう。
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え?わたしのバッグが可愛い?
ふふふ、もう世界中で売り切れになってしまったGUCCI の子供バッグのホワイトです。バンブーも細いものが使われています。
http://www.gucci.com/jp/category/u/jp_kids_accessories
ホワイトはねー、最初ミラノで探したけど、もう無くて、なぜか「グッチだからイタリアが一番種類が豊富」と思い込んでいて、自分の住んでるパリでは見に行かなかったんですよ。
そして少し前のブログに書いたフォーブル サントノーレ通りのSummer Timeというイベントで、グッチを覗いて見たんです。そしたらなんとあったんですね。
それで最後の3個全部買って友人にさばいてしまいました。
可愛い子供用バッグだけど、ランチやディナーに行くときなんかにちょうど良い大きさ。この夏はずっと使っています。
なぜパリに残っていたか?イタリアやアメリカや日本では子供にブランドものを着せたり持たせたりが好きですよね。ところがフランス人というのは良いものを着せることはあっても、ブランドにこだわる趣味がない。
逆にちょっと成金風で恥ずかしいってのもある。
それに大人が子供のバッグを持って「かわいいー」という趣味もなし!だから残ってたんですね。6月のこの日もグッチの子供コーナーで買物をしていたのは、サウジアラビア人、スペイン人と日本人でした。
と言うわけで、わたしはなるべくクールな装いに、ちょこっとのお出かけに持つことにしています。
でももしかしたら憎たらしいフランス女に「ばかみたい」って思われてるかしら??
いいんだもん!かわいいから!
ヴィクトリア・ベッカムだって持ってる。あ、子供がか・・・・
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category: パリ PARIS

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La Bocca delle Verita パリの「真実の口」は超ステキなイタリアン! 

 

みなさんもご存知のローマの「真実の口」La Bocca della Verita
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この名前のレストランがパリにあります。
http://www.boccadellaverita.fr/
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サンジェルマン地区の細い石畳の小径に佇むこのレストランは今パリで一番美味しいイタリアンです。
26年前にフランスに住み始めた頃、パリには本当に美味しいイタリアンが無かった!麺はゆですぎで白くふやけ、味はボロネーズのようなトマト系のみ。多分オリーブオイルではなくバターで作ったもの。およそイタリアとはかけ離れたシロモノを出すお店しかありませんでした。
今日では何件もの美味しいイタリアンレストランがパリには存在しますが、パリ在住のイタリア人も「最高」というこちらは女性のシェフ、スタッフも全員女性の小さなお洒落なレストランです。
わたしはオカマのおともだちに初めてこちらに連れて行ってもらって以来、何度も出かけているお気に入りです。
お昼に来るとこんな風。
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夜はキャンドルライトでとてもロマンチックな空間に。
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窓際のテーブルはこんなおしのび風!今夜もカップルのためにリザーブされていました。
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今日いただいた前菜は茄子のグリルに焼チーズとルッコラ。写真を撮り忘れましたが、食前酒はもちろんアペロールね。そのあとは良く冷えたソアヴェ クラシコ。
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わたしはいつものカラスミのスパゲッティに、友人はボンゴレ。
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量も多いので、女二人だったら、こうして前菜をシェアしたとパスタでも、それでも残してしまうくらいたくさん。アルデンテのパスタは、しばらくお喋りを中断していただきます。

こちらはデザートもとても美味しいんですよ。ミックスベリーのパンナコッタや、洋梨のティラミスなど。
でもここのなんたって一番はプロフィトロール!プロフィトロールとはフランスのデザートで、ミニシューの中にヴァニラアイスクリームの上から暖かいチョコレートソースにアーモンドスライスというのが、ほとんどのカフェなどにもある定番のこってりデザート。
でもこちらのものはサクサクのパイの中にアイスクリーム!その美味しいことったら。わたしたちはこれもシェアね。量が多いから。
ぜひお試しあれ。
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だいたいこれで一人60ユーロ。
女性同士でも、夜ならぜひカップルで、とってもお洒落で美味しいひとときをどうぞ!

category: グルメ GOURMETS RESTAURANTS

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動物たち 忘れてはならないこと 

 

Polar bear cub
わたしが動物たちに注目していること、WWFに寄付を続けていることなどは、以前のブログにも書きました。

今日ご紹介するのは主人の友人のサイトです。奥さんと二人で世界中を旅して撮った素晴らしい写真の数々。
地球にいるのは人間たちだけでないこと、人間の便利のために無視して来たこと、そのために失いつつあるもの、今ならもしかしたらまだ間に合うこと、この美しい写真の中に生きる命、自然、力・・・のメッセージ。
これ以上わたしがコメントするのは止めましょう。

http://www.mnmwow.com/#!/index

category: 環境 ENVIRONMENT

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アラカのアクセサリーとNancy Malen 

 

アラカのアクセサリーについてはご存知の方もたくさんいらっしゃるでしょう。
わたしが小さな透明のリングを(当時150フラン 約3000円)でマレ地区の絵と彫刻を展示したギャラリーの端っこに10コ程並べてあるのを一つ購入したところから、アーティスト マーティヌ・アラカとの友情は始まりました。
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その後中村江里子さんが日本で紹介されたことにより、アラカのアクセサリーが日本でも有名になりお店も出来ました。
でももともとは画家であり彫刻家でもある彼女とご主人がちょっと面白がって作ったこの透明のリングが一人歩きを始めた、ということだったんですね。彼女のビジュー、もっともアーティストの彼女は「作品」と呼んでと言いましたが、に恋に落ちたわたしのもとには、自分で購入したものも、彼女が下さったものも、いろいろ集まりました。
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その彼女が他界して2年。彼女の右腕としてずっと製作に携わって来た友人のNancy Malen が彼女の遺志を継ぎ、彼女独自の作品も交え、コレクションを発表しました。
あまりにも美しい彼女のホームページ。アラカを愛した人も、アラカを知らなかった人も、是非彼女のビジューをご覧ください。
現在はまだフランス語のみですが、Collection、 Bijoux というところからご覧頂けます。

Nancy Malen homepage

マーティヌ・アラカもそうでしたが、彼女たちの作品には命があります。自然や海や風を感じることが出来ます。ディオールやシャネルにもキラキラのアクセサリーはありますが、アラカのアクセサリーが先だったんですよ。そしてこれはわたしの意見ですが、ディオールやシャネルのアクセサリーには完璧さはあっても命はありません。なぜでしょう?それは彼女たちの作品は工場生産ではなく、すべて手作りだからなんですね。色も絵も彼女たちが描いたものから、一つ一つのビジューを作り、クリスタルの石も一つ一つちりばめています。
つまり同じものは2つ無いんですね。
何度も日本の友人から頼まれて「透明のリングを3つ」と言って購入しても、一つとして同じものは無し。だからお店で選ぶときも同じシリーズのものでも、「一つずつはめてみて気に入ったものを選んでね」と言われていました。
マーティヌ・アラカが亡くなったとき、こういう製作法のせいで、ストックが尽き次第もう彼女の作品は無くなってしまう、それがとても悲しかったわたしですが、彼女を発表時からずっと支えて来たナンシー、その彼女がアクセサリー製作を引き継ぎ、マーティヌ・アラカのエスプリが生き続けることになったのは、わたしにとっては何にも代え難い喜びでした!

ナンシー・マレンのホームページで、その美しい世界で、どうぞ「旅」をなさってください。
Bon voyage!

category: ファッション MODE

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Arena di Verona ヴェローナで夏のオペラ! 

 

さて、美しいSergio Rossiを持って出かけたのは夏の音楽祭のヴェローナ。
Arena di Verona homepage
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ヴェローナはシェークスピアの「ロメオとジュリエット」の舞台の街です。その名の通り、とてもロマンチック!
わたしのヴェローナは、パリからの飛行機がお昼前に到着してタクシーでホテルに着いたあと、Piazza delle Erbe エルブ広場のCaffe Fillipini の・・・ハイ、もちろんアペロールでスタート!
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この一杯で「やったー!ヴェローナだー」と実感。主人と大切な友達とみんなで乾杯。
そしてランチもまずはこのお気に入りのレストランから。
Ristrante Greppia
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中心のVia Manzoniをちょっと入った静かな家族経営のレストラン。夏はテラスで安くてとっても美味しいお料理とワインをいただきます。
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わたしたちは三日間毎日このコースで集まっては、オペラやその他のいろいろをペラッペラッ。セール中のイタリアではショッピングもしたかったのに、ほとんど時間切れでした。なんとか主人のものだけでも買えて良かった!BOGGI は主人のお気に入り。イタリアの男性は世界一お洒落だし、お店のお兄さんたちを見るだけでも幸せなわたしです。
Boggi homepage

さて、オペラは午後9時のスタート。今夜はPuccini のTudandotです。フィギュアスケートの荒川静香さんがトリノオリンピックで金メダルを取ったときのあの名曲をご存知の方は多いでしょう。
Nessun dorma 「誰も寝てはならぬ」を歌わせたら世界一有名なのはこの人、パバロッティ。その彼の珍しいピアノ伴奏での(しかもMaestro James Levineがピアノ!)こちらをお聴きいただきましょう。
Nessun dorma Pavarotti/Levine
ああ!この場にいたらわたしはきっと泣いたでしょうね。なんという美しさ。

さて、ヴェローナのトゥーランドットは巨匠フランコ・ゼッフィレッリ監督の世界一素晴らしい演出。断言!
http://ja.wikipedia.org/wiki/フランコ・ゼフィレッリ
マエストロが手がけた素晴らしいオペラは数々ありますが、その中でもダントツの(たぶん予算も)ナンバー1。彼が同じく手がけたメトロポリタンオペラのセットも初めて観た人は感動のあまり泣いちゃう(うちの主人ね。滅多に泣かない人が涙ポロポロでした)歴史的な作品で、かれこれ30年も上演されつづけています。
ヴェローナのものはこの広大な空間を使って、エキストラも二百人??とにかく壮大でありながら、写真でもご覧頂けるようにその繊細な絵やセットや衣装やお化粧や、とにかく何から何まで完璧をもとめたマエストロならではの作品です。
15000人の観客が座り、明かりが落ちて、会場中にろうそくが灯り・・・
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最初の音色が夏の風に聴こえた瞬間からドラマはスタート、豪華絢爛、月と星のもと・・・誰も寝てはならぬ・・・
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http://ja.wikipedia.org/wiki/トゥーランドット
竜宮城へのタイムトリップ3時間。何もかも忘れて夢の世界へ。
そして最後に今年91歳になられたマエストロ ゼッフィレッリが舞台に登場されました。ここまででも泣いてたわたしは、更に感激で涙が止まらず。15年前にヴェローナのレストランで偶然隣のテーブルで、わたしは何も喉を通らなくなってしまった。それを見たボーイさんが彼にそのことを話したところ、わざわざわたしのテーブルへ出向いてお話してくださったマエストロ。
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美貌のヨナス・カウフマンよりも誰よりもわたしが感激したこの出会い!

ヴェローナへの夏の旅行を企画されるなら、ぜひこの野外劇場での音楽祭、トゥーランドットを一夜の予定にお組み下さい。一生の思い出になるでしょう。

この大変美しい名作には数々の素晴らしい録音がありますが、わたしはやはりこちらをお勧めします。
ゼッフィレッリ監督のメトロポリタンオペラの録音です。パバロッティじゃないけど、ドミンゴ。甘い声でのNessun Dorma、ああもちろん寝ませんよ!寝られるわけが無いではないですか。
Turandot DVD



category: 旅行 VOYAGE

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