PARIS パリ FEDORA より

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モーリシャスより Fish shack と Rum shed 

 

引き続きモーリシャスより。
このリゾートには特別なイベントがあります。
一昨日のFish Shack は夕暮れのビーチで行われるバーベキューです。
数年前にThe Coolest beach bar in the world に選ばれました。ゲストが到着するたびに鐘が鳴り、まずはこのラム酒の中から好きなものを選んでカクテルを作ってもらいます。
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少しずつ色を変える空と波の音。どうでしょう?この雰囲気!静かにボサノバが流れてます。クール!
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この船の中には海の幸がたくさん!
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この横では車エビからオマール海老、牛ヒレにいたるまでがバーベキューで供されます。
最後にはキャンプファイアーが燃やされ、アフリカンダンスもあります。でもわたしはどの地でもこの手のショーがキライ。だからなるべくこのショーの前に退散!アジア顔のせいで、ダンスの最後に必ず連れ出されるってのもあるけど。
みなさんはいかがですか?こういうの、無くてもいいのに、って思うけど、周りの人がビデオ撮ったりしてるのを見ると、案外嫌いなのはわたしだけなのかもしれませんね。最後まで低い音で流れるラテンミュージックくらいでちょうどいいと思うんだけど。

昨夜は支配人主催のカクテルでした。前回はホテルのメインバーでしたが、今回は新しく出来たRum Shedという180種類のラムが揃うバーで行われました。先程もラムの写真を紹介しましたが、モーリシャスはラムの生産地でもあります。こちらのラムはバニラ風味のものがあったり、カリブ海のものより優しい風味だとわたしは思います。
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床は砂でビーチムード。誰がインテリアを担当したか、ジャマイカ風でもあり、アメリカの場末風でもあり、なんとも不思議な空間。このホテルの落ち着いた雰囲気にもまったく合わず、でもなにか楽しい。去年の夏にカリブ海のアンギーラというところへ行ったときにもよく見かけたのですが、木の壁などに書いてあるメッセージ。格言のような。わたしはこういうのを読むのが好きですが、こちらにもたくさんありました。つまりはカリブ風ってことでしょうか。お酒を飲みながら、だんだんクリアじゃなくなっていく頭で人生について考えるってことでしょうかね??
いくつかご紹介します。ポンシュ(ラムとライムとシロップ)とダイキリのあとではわたしの頭も少しずつ・・・
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今日も夕焼けはとびっきりでした。今宵はオレンジではなくピンクヴァイオレット!
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category: 旅行 VOYAGE

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モーリシャスより いくつかの光景 

 

昨日はあいにく一日中雨模様でしたが、夕方になって雨が止んだ途端、期待していなかった素晴らしい夕焼けに恵まれました。秒単位で変わって行く空と海。
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こういうのの前では無言ですね・・・・

その翌朝は快晴。わたしたちの部屋の前のビーチベッドには、もうタオルが置かれています。
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インドの富豪が持ち主のこのホテルでは、朝食でもインド料理が楽しめます。上はお好み焼きのようなもの。レモンと唐辛子のソース、ヨーグルトでいただきます。下のピラミッド型のクレープの中にはじゃがいものカレー炒め。横のは甘口のカレーソース。
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こういうのが嬉しいあたり、インドも日本も同じアジア人だからでしょうか。

少し前に楽天で購入したモロッコの金の小さなかごバッグもカメラやサングラスを入れて活躍。
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そのあとは恒例のビーチの散歩で今日の収穫。
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丸い卵の殻のようなものは、上に星の柄?ひとでの柄?が付いたちょっと宇宙的な不思議なもの。ビーチを担当しているホテルの方にたずねたところ、うにの抜け殻だそう。???あのとげとげの子たちはこの中に居たってこと?
これをどうやって壊さずに持って帰り、わたしのコレクションに加えるかが、今日のわたしの一番の課題です。
海はいつもわたしを少し子供のようにします。

今日も平和な優しい一日。

category: 旅行 VOYAGE

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モーリシャスより 花の便り 

 

パリより直行便で11時間。モーリシャスよりお届けします。
毎年一月のこの時期にモーリシャスに一週間ほどの休暇に訪れます。今年で13度目になりますが、今回も3度目のこのホテル。周りに他のホテルも無く、広大な敷地のわりに部屋数も少なく、ほとんどアクティビティーも無いこのホテル、いつもの静けさ。
http://shantimaurice.com/en/luxury-hotel-mauritius/
今日はこの美しいホテルから花の便りです。

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ビーチやプールにも落ちているプルメリア。
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それを拾って髪にさしたのは主人のいたずら。
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まだ時差もぬけず、冬から突然の夏に、思考力も上昇できずといったところの今日です。
花たち、小鳥のさえずり、波の音、優しいモーリシャスの人々に癒されながらゆるーい一日。

category: 旅行 VOYAGE

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ちょっと衝撃を受けたこと 

 

先日日本滞在中にテレビで観て衝撃を受けたので、ちょっと書きたくなりました。
直木賞、芥川賞発表記者会見での一枚。
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姫野カオルコさんが人間的にどうというのは全く存じ上げないし、彼女の作品についてもわたしは意見は持ちません。
が!この席にジャージーでいらっしゃるというのはどうでしょうか??!彼女はしかもこれを「おもしろい」と思われているようで、「ベストジャージスト賞」をねらったとか???(だいたいそんな賞があったとして、選ばれるのは彼女でないことだけは確か。中田英寿さんとかスポーツ業界のかっこいい方々に行くに決まってるではありませんか!この方のは寝起き?というかただジャージーなだけ!)
この写真でも写っている会見場のホテルの方の蝶ネクタイ姿、この場所を用意した開催者の方が作家に払われた敬意、このあたりに関してはどのようにお考えなのでしょうか。以前のブログのオペラ座での装いでも触れたけれど、「装い」というのは自分のためのものだけではなく、周りの人のためでもあるということは、重要なことだと思うのです。
オペラ座でオーケストラと指揮者が燕尾服なら、こちらもそれに合わせてドレスアップして出かけるのです。(そうでないところが増えたのは悲しい限りですが)
たとえば茶会にジャージーで行くか、というのと同じ話ではないでしょうか。姫野カオルコさんは、宮中晩餐会にもジャージーで行かれるのでしょうか。
「いいんじゃない?だって受賞のニュースを聞いた時、ジャージーだったんだから。ドライアイだし」なんてのは完全な「エゴ」に過ぎないと思うのです。自分のことしか考えていないのです。

でも以前の授賞式にもこういうのがあったんですね。
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このお二人はとても可愛らしい方達だったのですが、ジーンズですね・・・?
いくら流行っていても似合っていても、ジーンズはもともとアメリカの野良着だったわけです。アメリカ人のセレブは決してこの手の場所にジーンズでは来ませんよ。それどころかドレスアップして、少しでも美しく格好よく写真に撮ってもらおうって感じです。飛行機に乗るときだって、ジーンズではゼッタイに来ませんよ。野良着なわけですから。
セレブの写真を見るのが大好きだと書いたわたしです。この手のことには詳しいのです。

パリではオペラ座にジーンズで行くようになってしまった、と嘆きました。テレビのニュース番組のジャーナリストも皆ジーンズです。
ただ今でもリッツホテルのエスパドンや星付きのレストランでは、「ジーンズは禁止。ジャケット着用」というドレスコードが付くところが多くあります。エスパドンで一度、ロシア人の成金が赤ちゃんをベビーカーに乗せ、ジーンズにスニーカーで現れました。レストランに入る前にメートル・ド・オテル(マネージャー)から注意され、その姿でレストランに入ることは出来ませんでした。数分後お部屋で着替えられたのでしょうか。ジャケットを召され、ジーンズから靴まで変えられて現れました。
ベビーカーが付いていたのは残念でしたが。こういう場所に赤ちゃんを連れて来ることもマナー違反だとわたしは思いますが、ホテルでは「赤ちゃん禁止」とは書けないそうで「個人の常識に準ずる」ということだそうです。このあたり、日本でも首をかしげること、たまにありますけれど。
いずれにしてもこの作家の方達、どうぞお気をつけくださいね。一般人から有名人になったのですから、どうぞ「装い」を勉強され、公の場でも「すてき!」と言われないまでも周りにショックを与えないように振る舞ってくださいませ。

先日友人とのランチでリッツカールトン東京の「タワーズグリル」を訪れました。
こちらでランチをする若い女性もビジネスマンも外国人も、みなホテルの格を理解した装い、とでも言いましょうか、とっても素敵な方ばかりでした。そしてサービスをしてくださったみなさんも、マネージャーからサービスの方迄、非の打ち所の無い態度で素晴らしいのひとことでした。
こういう場所を訪れるとき、わたしたちもその「高水準」に合わせるべき、そのように努力するべき、というのがわたしの考え方です。自分の考えは二の次だと、思います。

category: ファッション MODE

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今日の一曲 「さようなら マエストロ Claudio Abbado」 

 

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昨日楽しいコンサートの話を書いたばかりでした。
夏以降コンサートをキャンセルされ、秋の来日もキャンセルされたのは知っていましたが、まさかこんなに急にお別れすることになるとは思いませんでした。
オペラでも何度か見る機会がありましたが、わたしが最後に見ることが出来たコンサートは2年前のサルプレイエル。マーラー9番。たしかにあのとき主人に「この先何度も見られるかどうかわからないから、アバドさんのマーラー9番は行こう」と言った憶えがあります。
マーラー9番の最後のアダージオは消えるように演奏が終了するものですが、その最後の音のあとにアバドさんはその余韻も音楽の一部と、最後の5分くらいからホールの照明を落とされ、最後の音のあとも腕を上げられたまま、そして彼が腕を下げ指揮棒を胸に当てられ、振り向かれて初めて観客は拍手を許される、といった一種の儀式のようになっているのも、有名な話でした。なにか神がかっていると言おうか、なんともいえないエネルギーを感じるのは彼の指揮ならではでした。同じ時期に昨日のデュダメルやゲルギエフでも聴いているのですが、この静寂はアバドだけでした。
なにか長い人生を生きた人、胃癌から生還した彼ならではの死生観といおうか、なにか普通ではないものを生でなくても映像ですらも感じる彼の指揮でした。
この数年間は命とぎりぎりのところで振っていらしたのかも、知れません。
この日、フランス人の観客はやたら咳をしたり、しちゃいけないところで拍手をしたり、マナーという意味ではいまいちですので、そのあたりをちょっぴり不安に出かけました。
その日その最後、サルプレイエルは40秒ほども静まり返ったままでした。アバドさんが振り返るところまでは待てませんでしたが、彼が左腕を上げていらっしゃる間は観客は静寂しつづけました。アバドさんのこのやり方を知っている通がたくさん会場にいたのかもしれません。ちゃんと明かりも暗くなりました。
わたしは素晴らしい音楽もさることながら、観客の音楽とマエストロへの愛、敬意にも感動して涙ぐんだのを憶えています。

今夜わたしはパレロワイヤル劇場でのバリトン歌手Dimitri Hvorostovskyさんのリサイタルに出かけました。冒頭彼は拍手を制して「偉大なマエストロ アバドのためにご一緒に1分間の黙祷をお願いします」と会場に呼びかけました。そのあとのチャイコフスキーのリーダーは、涙が止まりませんでした。周りの方たちも皆泣いておられました。

マエストロをご存知だった方も、ご存知でなかった方も、もし25分ほどありましたら、夜休む前にでもこちらのマーラー9番のアダージオをお聴き下さい。
そして最後の数十秒間(23分40秒あたりから)彼の左腕が空間にある間、天に召された偉大なマエストロにとっての「静けさ」を一緒に感じていただけたらと、思います。

http://www.youtube.com/watch?v=yqRiq8uny3o

category: 音楽 MUSIQUE

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わたしのNew Year's Concert "Gustavo Dudamel" !!! 

 

昨夜はサルプレイエルに2014年初コンサートに主人と音楽仲間の友人たちと7人で出かけました。
指揮者はわたしたちが大ファンの今をときめくGustavo Dudamel。オーケストラはヴェネズエラの Simon Bolivar Orchestra です。
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http://www.gustavodudamel.com/
彼とこのオーケストラについてお聞きになったことはあるでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/グスターボ・ドゥダメル
若干32歳。わたしはもう5−6年程も前にパリで初体験しました。はい、正に「体験」という言葉がふさわしい。彼は耳だけでなく、体、空間で体験する指揮者です。そのエネルギー、ハッピーオーラ、どこまでも音楽が好きな人のための指揮者。一緒に音楽を生きさせてくれるのです。彼が世界中で大人気になったのは、このシンプルな原点、どこまでも気取らない人柄、そしてとにもかくにも音楽への愛を再確認させてくれ、一緒に感動できるからではないでしょうか。
彼が言った言葉でわたしがメモしてずっと大切に持っている文章があります。

"The music is magic. We cannot see it. We cannot touch it. But it comes directly to our soul, and it can change us."

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彼はほとんどの場合楽譜を見ずに指揮をされます。丸暗記しているのです。昨夜のわたしたちはオーケストラの後のいつもの席、つまり指揮者を正面から見られる席にいました。彼の指揮を見ていると、まるでわたしたちもオケの一員になったようで、体を動かさないようにするのに苦労しました。こんな感じをさせる指揮者は彼一人です。
そして指揮が終ると彼は指揮台から降り、音楽家たちの中に入ってしまわれます。決して前に出て来て喝采を受けることはありません。過去に前半でヴァイオリンのコンチェルトを彼が指揮した時、そのヴァイオリニストがアンコールにソロで演奏されたとき、マエストロは椅子を持って来てオーケストラの最後列に置き、そこに座ってそのアンコールを聴かれました。こんなことをなさるのも彼一人です。
彼にとっては音楽は皆で作るもの。指揮者はその一員に過ぎないということなのです。
このあたり先日ご紹介したバレンボイムさんに通ずるものがあります。お二人とも人道的な意味での音楽活動にも力を入れている方達です。
昨夜のオーケストラは正にヴェネズエラの人道的な活動から誕生したものです。ヴェネズエラに200もの子供だけのオーケストラが存在するなんて、マエストロを聴くまで、まったく知りませんでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ

そしてもちろんマエストロは最後にオーケストラの後にいるわたしたちの方に振り向いてくださいます。
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音楽って本当に素晴らしい。国境も文化も言葉も超えた共通語。
会場にはいくつものヴェネズエラ旗がひるがえり、ヴェネズエラのサッカーチームのシャツを着ている方もいました。
マエストロが現れた瞬間から大拍手に口笛まで!大騒ぎです!
アンコール最後の曲はアルゼンチンの「マランボ」オーケストラ最後列にいる打楽器担当の一人がマラカスを振り鳴らします。マエストロは手で「前においで」と。マラカスを鳴らしながら狭い譜面と音楽家の間を通り抜け通り抜け最前列に到着。マエストロは指揮台を降り、マラカスの彼が指揮台に。興奮は最高潮!全会場スタンディングオヴェーションの中、コンサートは幕を閉じました。
会場を去る人々の口元は誰も笑っていて、本当にハッピーな新年の最初にふさわしい一夜でした!

それでは今日これを読んで下さったみなさんの口元にも笑いが来ますように、最高に盛り上がるこちらのビデオをどうぞ!
彼らの本拠地でのこの演奏!今日の一曲!!!バーンスタインの「マンボ」!
http://www.youtube.com/watch?v=NEs8yqhavtI

category: 音楽 MUSIQUE

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わたしは帽子が大好きです 

 

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この間のサンゴの帽子もそうですが、わたしは帽子が大好きです。たくさんは持っていないけど、プロフィールの写真に使ってる黒のフォックスの帽子も含めて、夏も冬もよく被ります。主人のは本物のパナマ、その名もFedora !
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もともとは自分用に買ったのが大きくて主人が今は被っています。わたしのはそのコピーでシシリア島で買った20ユーロのもの。安くても大活躍!
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こちらはウィーンから来たフェルトだけどウォータープルーフでクラッシャブル(折り曲げられるという意味)。Fedoraと同じくスーツケースにも入れられる旅行に便利なもの。急な雨や雪にも対応。
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ケルントナー通りのこのお店より。こういう買物はそのとき観たオペラまで憶えているものですね!マダムバタフライ。
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夏の音楽祭ラヴェッロではこちら。両親と行った思い出の一品。
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カプリ島の高級麻専門のお店では、とっても素敵なイタリアンマダムがこんな風にアレンジしてくださいました。コーフン!でもこの帽子は高過ぎて買えず。400ユーロくらいしたから。くすん。左下に見える美しい箱付き!リボンもベージュゴールドでその美しかったことといったら。ガマンして買わなくて後悔したものはいくつかありますが、これはその一つ!くーーーーっ!
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そして最後にご紹介は実家の近所のダイエーで買った約2000円の麦わら帽子。実はこの子が過去10年で一番活躍したかもしれません!
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category: ファッション MODE

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HAVANA CUBA なにか切ない街 

 

この間のロバート・レッドフォードの話から、映画「HAVANA」を思い出しました。90年代のカサブランカとも言われた音楽も素晴らしいこの映画をご存知でしょうか?
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革命の最中の人間模様を描いた映画で、俳優一人一人の個性も素晴らしいシドニー・ポラックの映画です。ハイ、「追憶」も彼でした。こういう恋愛物は得意ですよねー うちの主人は退屈で見てられないと言うけれど、女の子ならみんな好きよね、この手の映画!そしてやっぱりこの役にはレッドフォード以外は考えられないのですけれど!
ここでこれを聴きながら続きを読んでね。雰囲気バツグン。
Havana by Dave Grusin

わたしがこの映画を好きだったのにはもう一つ別の理由があります。それはキューバという国、ユネスコ世界遺産のハバナの街、ヘミングウェイのフローズン・ダイキリー、キューバ音楽、それらの全てにずっと興味があったからです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ハバナ
そしてとうとうこの映画から約15年後にわたしはハバナを訪れることが出来ました。飛行機から降りた瞬間から、ここを知っていた感覚、空気の匂いも埃も暑さも、遠くからかすかに聴こえて来る音楽も、すべて既に知っていたというこの感覚、みなさんもどちらかで感じたことはありませんか?わたしはきっと前世のどこかで、この国に居たか来たことがあったのだと思います。異国というより、すぐに自分の肌がなじんでしまうようなこの感覚。

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まるで映画の中のようなこの光景。すべてわたしが撮った写真です。
そして音楽はそこら中で演奏されています。
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若いグループからお年寄りのグループまでたくさん!そしてこれがまた皆プロのようにうまいのです。
みなさんもBuena Vista Social Club というおじいさんたちのグループは何度も来日しているのでご存知なのではないでしょうか。この方たちも道で音楽を奏でていたところから有名になりました。
http://www.youtube.com/watch?v=J6ZjnxnDSOM
暑い日中テラスでこの切ない音楽を聴きながら"Daiquiri por favor." ヘミングウェイになった気分で。
そう、キューバの音楽は他のラテンの国々のようなダンスミュージックではなく、座って聴く音楽。静かに。
ちなみにヘミングウェイが入り浸っていたと言われる有名なバーは La Floridita、こちらには今もバーに寄りかかっているヘミングウェイのブロンズ像があります。もちろん音楽も。ヘミングウェイのすぐうしろで。
http://fr.wikipedia.org/wiki/La_Floridita

ハバナから車で3時間、たいへん美しいビーチValadero のネコ。
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こんな夢のような海の色。
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そう!憶えてますね??サンゴの帽子はもちろんわたしです!

過去にたくさんの国が通り過ぎた国、革命のあと、旧ソ連のもとずっと共産国だったキューバ。革命前のアメリカ人が残して行った色とりどりのアメリカのクラシックカーはずっと修理され修理され街のそこら中を走っています。今もアメリカ人は家族、親戚などがいる人しかこの国を訪れることは出来ません。でもアメリカ人が来ない方が良いのかも。このノスタルジー、スペイン語しか通じない街、コカコーラの看板もマクドナルドも無い国(広告自体が禁止)。革命のあとが残るヨーロッパ建築の建物。中に入ると美しいヨーロッパの作りが残っているところがたくさん。
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でもそこには洗濯物が干してあったり、鳴らなくなったピアノが物置台にされていたり。ちょっと世界から置き去りにされたような国。
ラテンなのに人々が大人しく優しいのは、いままでの政治体制下、自由のない生活を強いられて来たからとも言われるなにか切ない国。
いつまでもこの雰囲気であって欲しいけれど、人々にとってはこのままではきっといられない国。なぜかというと人々は決して幸せではないから。あれから7年経ちました。今もあの空気が流れているでしょうか。

ロバート・レッドフォードのこの映画はそんなハバナにタイムトリップ出来るノスタルジックな映画です。

category: 旅行 VOYAGE

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今日の一曲 The way we were 

 

この前のブログのように重く大きい話題に触れた直後は、わたしのドレスや靴や、パリの楽しいお話や、CO2問題という意味でも飛行機での旅行の話はちょっと出来ないものがあります・・・
というわけで今日も音楽で行くしかないではありませんか。
わたしの青春、昔、大昔、初めて人を真剣に好きになったとき、この手の映画を観ても自分の人生にあてはめて考える、なんてことをしていたころ。どうして20代初めってのはあんなに哲学的だったのでしょう!
それでもこの愛。学生のころの「好き」なだけではどうにもならない大人の恋。そういうことを知ったときでもありました。バーバラ・ストライザンド以外考えられないこの役、そしてロバート・レッドフォードのこの美しさ。何度観たことか!
(今は美容整形で見られない顔になっちゃったけどォ。一番最近の映画「ランナウェイ 逃亡者」はそういうわけで悲しくなるから観ないでね)
映画「追憶」今観ても感動でき、そしてそのころの自分の若さも思い出し、それ以降の自分の人生にまで思いを馳せるこの映画とこの一曲。みなさんもきっとこういう思い出の映画を一本や二本はお持ちではないでしょうか。

The way we were Barbra Streisand

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映画 追憶 DVD

category: 今日の一曲 MUSIQUE DU JOUR

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Vue du ciel 空から見た地球 

 

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以前のブログで Yann Arthus BertrandさんのHOMEという素晴らしい映画について触れました。
彼は空から写真と映像を撮るフランス人の写真家です。世界中の写真や映像を撮ることで、環境問題へのアプローチをしています。
こちらのサイトでは左上の国を選ぶと、彼が撮ったその国の写真を見ることが出来ます。
www.yannarthusbertrand2.org

彼は不定期に Vue du ciel 「空から見た地球」という番組を持っていて、少し前に日本の映像が再放送されたのをわたしは年末に見ました。そのときの衝撃の映像の一つについて今日は書きたいと思います。まずは上記のサイトをクリックしたときに出る写真、これは何に見えたでしょうか?

福山市 N牧場
Nakayama Bokujyou
こちらは彼の写真ではなく、わたしが見つけたものですが、この写真は牧場に見えますか?牧場というのは、動物が草を食みながら自由に歩いている草原では無かったのでしょうか?この何階建てにも見えるビルのような中には、ぎっしり牛がいます。
こちらでは牛が動けないように板で仕切られた小さな空間で一頭ずつ2平米ほどの場所で足踏みだけをして生かされています。一度も自由に歩くことも無く、草原で草を食むこともありません。食べさせられているのは、短い時間で成長することの出来る南アメリカ産の大豆飼料です。天井からタイヤが下げられています。牛が遊ぶため?だそうです。
そのそばに目のうつろな子牛が立つことも出来ず座っています。中には精神に異常を来したのごとく、妙な行動を取る牛の姿も見えます。ここは牛の刑務所です。この2平米で数年の生涯を足踏みをして終えるのです。食肉として屠殺される日まで。
Yann Arthus Bertrand さんが牛達に近付いたとき、最初は牛達はうつろな目でぼうっとしていました。が、一頭一頭が目が覚めたかのごとく、彼の顔を我先にと見に、舐めに、来ました。その牛の顔は嬉しそうに見えました。牛に舐められる彼は泣いていました。
彼は隠しカメラで撮影したのではありません。N牧場の撮影を許可した方は、彼の美しい写真を見ることはあっても、環境に関する取り組みを知らなかったのかもしれません。
ちなみに、N牧場に関してグーグルで検索すると悪い記事は出て来ません。不思議なことに。

みなさんは今迄狂牛病などで外国の肉を避けたり、注意をなさったことがあると思います。
でも国産の牛肉がどういう環境で育てられたかに注意を払われたことはあるでしょうか。このN牧場はほんの一つの例に過ぎません。たとえば鳥も夜中明かりをつけたままの中で飼育し、時間の感覚を狂わせ、一日中エサを食べているようにして早く成長させ、そんな状態で大きくなった鳥が食肉に加工されているのをご存知だったでしょうか。
現在世界中ではこのようなことが平気で行われています。日本も例外ではありません。

そしてその飼料の大豆が大きな利益になるために、西洋社会がアマゾンの木を切り、大豆畑を作っていることはご存知でしたか?地球の肺と言われているアマゾンの森林伐採については耳にされたこともあるでしょう。その恐るべき現状についてはグーグルで少し検索されるだけで、お分かりいただけると思います。
そのためにアマゾンの原住民の健康や生活が脅かされているのをご存知でしたか?ミッションという映画をご覧になった方は多いでしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ミッション_(映画)
今別の形でまたもう一度原住民のインディアンの生活を奪おうとしているのは、マクドナルドを始め巨大アメリカ社会の飲食業界、そして大豆投資家たちです。
アルゼンチンが経済危機から立ち直ったのは、その大豆からの利益でもあったことをご存知でしたか?
アルゼンチン政府はこれ以上大豆を植えたら土地が痩せ細り、将来的には何も育たない土地になってしまうことを知っていながら、現経済危機から国民を救うための目先の利益のために、環境破壊に目をつぶっていることをご存知でしたでしょうか。
アルゼンチンは放牧で有名でした。牛肉は世界で一番美味しいとも言われていました。今空からこの国の写真を撮ると、緑ではなく茶色です。牛が食む草ははげあがっています。そして放牧されている牛はとても少なく、ほとんどはオートメーション化された牧場(と呼んでいいのか?)で板で仕切られた長い廊下のような場所を牛が移動している(移動しているだけN牧場よりマシか?)のが現状です。目先の利益のために放牧用の牧場に大豆を植えたせいで土地が痩せ細り、そこでもう牛を放牧することが出来なくなっただけでなく、N牧場のようなやり方で牛を育てた方が利益が上がることに人々が気付いてしまったからです。
またこの50年間で世界での肉の消費量は5倍になったため(国が豊かになればなるほど、肉の消費量は増えるそうです)昔のやり方では供給が間に合わないからです。

また日本でもずっと人気の「ふかひれ」このために世界から95%のサメが消えたことをご存知ですか?またこの「ふかひれ」のためにサメを捕えたあと、ひれだけを取って生きたままサメを海へ捨てていることはご存知ですか。サメは苦しみながら溺れ死んでいるのです。
人間一人がサメの犠牲になったときは世界中でニュースになります。が、毎日殺されているサメの数はその数百倍にもなるのをご存知でしたか。

いくら書いても書き足りないし、わたしごときの知識でここに全世界の環境問題について書くのは困難です。
ただ、何が起きているかを知ること、注意していること、自分は関係ないでは済まないことを自覚すること、自分に出来る小さなことから始める、せめてこのくらいはしなければならないところまで地球は来ているということを知っておく必要があると、思うのです。

「必要以上のものを求める動物は、人間だけである」

わたしもシャネルだゴヤールだって、あまり説得力無いんだけどォ、でも環境問題には大きな関心を持ち、地球の将来に大きな不安を感じ、出来ることはしたいと思っています。そういう意味で新しい年の最初にもう一度、わたしたちの生きる星、地球についてのこの素晴らしい映画を、お勧めしたいと思います。
そう、Yann Arthus Bertrand さんの目的は、わたしたちを絶望させることではなく、もう一度地球について考える機会を与えてくれることなのです。

http://home.asmik-ace.co.jp/

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category: 環境 ENVIRONMENT

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